帰国子女教育の落とし穴|「海外は大変」と伝えることが子どもを守る

帰国子女教育の落とし穴は「海外=楽しい」という思い込み

海外赴任や移住が決まると、多くの家庭で「海外は楽しそう!」「いろんな経験ができるよ」と子どもに伝えます。
もちろんそれは事実ですが、楽しい面だけを伝えるのは大きな落とし穴です。

実際には、言葉の壁、文化の違い、友達づくりの難しさなど、最初に直面するのは「大変さ」の方が多いのです。
「こんなはずじゃなかった」と子どもが感じてしまうと、自己肯定感が大きく下がってしまいます。


私が実践した「現実の伝え方」

我が家では出国前から、子どもに「海外は大変だよ」と正直に伝えてきました。

具体的には:

  • 「学校では最初、先生の言葉が分からないかもしれない」
  • 「友達がすぐにできないこともある」
  • 「でもママも一緒にいるから大丈夫。一緒に頑張ろう」

こうした声かけによって、子どもは「大変なのは当たり前」と心の準備ができます。
そのおかげで実際に壁にぶつかっても「想定内」として冷静に受け止められました。


前向きさとセットで伝えるのがコツ

大変さを伝えるだけだと、子どもは不安になってしまいます。
だから私は必ず「前向きな言葉」とセットで話しました。

  • 「海外生活は大変だけど、だからこそ特別な経験になるよ」
  • 「旅行と違って住むのは大変だけど、住んだからこそ分かることがあるよ」

子どもは「大変だけどやってみよう」と思えるようになり、チャレンジ精神が育ちます。


まとめ|「大変さを正直に伝える」ことが子どもを守る

帰国子女教育において大切なのは、現実を子どもにどう伝えるかです。
「海外=楽しい」とだけ伝えるのではなく、
「海外=大変だけど、ママが一緒だから大丈夫」とセットで話すことが、
子どもの自己肯定感を守り、困難を乗り越える力を育てます。


👉 次回は「教育習慣④ 毎日必ず机に座らせる」についてお伝えします。

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