帰国子女教育でまず最初に直面する壁は「自己肯定感の低下」
帰国子女になるとき、多くの子どもが直面するのは「英語ができない」ということよりも、
「自分はここでは劣っている」と感じる 自己肯定感の低下 です。
語学や勉強の前にまず大事なのは、子どもが「自分には強みがある」と思えること。
だから私は、海外に出る前から「得意なことを見つけて伸ばす」ことを徹底しました。
語学以外の「得意」が子どもを守る
現地での学校生活では、最初は言葉が通じず苦労します、これは絶対です。
日本の学校でどれだけ一番であっても、言葉の壁はとてつもなく高く、容赦無く子供たちの自信を奪っていきます。
みんなの会話についていけない疎外感、みんなが笑っているのになにが面白いのか分からない寂しさ、孤独。。。
でも、そんなとき「語学と関係ない得意なこと」が子どもを支えます。
例えば:
- サッカーや水泳などのスポーツ
- ピアノや絵などの芸術
- LEGOやプログラミングなどの創作活動
現地の友達から「この子は◯◯ができてすごい」と思われることで、子どもの自己肯定感は守られます。
「英語にまだ慣れていないで、本当は○○ができるすごい子なんだ!」と、周りのお友達に気付いてもらう必要があるのです。
日本にいる時から親ができるサポート
- 子どもの好きそうな習い事を試してみる
 → できれば語学に関係ないものを選ぶ
- 小さな成功体験を積ませる
 → 大会に出る・作品を展示するなど「見える形」で褒められる場をつくる
- 親も一緒に楽しむ
 → 「成果より過程を大事にする姿勢」を見せることで、子どもは安心して挑戦できる
まとめ
帰国子女教育は語学に意識が向きがちですが、
実は日本にいる時から「得意なことを伸ばす」ことが一番の土台になります。
子どもが「ここでは英語はできないけど、自分には◯◯がある」と思えること。
それが海外での自己肯定感を支え、学習にも挑戦にも前向きな姿勢を育てます。
👉 次回は「教育習慣② 親が正しい日本語の手本になる」についてお話しします。
 
  
  
  
  
コメント