私はかつて帰国子女として海外生活を送り、その後の日本の学校で大きなギャップに悩んだ経験があります。だからこそ、母親になったとき「子どもには同じ苦労をさせたくない」と考え、日本にいるうちから“帰国子女になることを前提とした教育習慣”を徹底しました。
結果として、長女は帰国子女として東京大学に入学。次女も現在高校生として学びの真っただ中です。ここでは私が実際にやってよかった教育習慣を5つ、ご紹介します。
教育習慣① 得意なことを見つけて伸ばす
海外に出ると、子どもは語学力で現地の子に遅れることが多いです。そのとき支えになるのが「語学と関係ない強み」。
例えばスポーツや絵、ピアノなど。現地で「この子は◯◯ができるんだ!」と評価されることが、自己肯定感を守ります。
詳しくはこちらhttps://kikokumama.com/帰国子女になる前に大切なこと|語学より「得意/
教育習慣② 親が正しい日本語の手本になる
海外では「ダブルリミテッド(母国語も外国語も中途半端)」になりやすいのが現実。
だからこそ親が日常から正しい日本語を使い、尊敬語・謙譲語を丁寧に示すことが必要です。略語や崩れた日本語ではなく、きれいな日本語で家庭の会話を積み重ねることが、子どもの言語基盤を支えます。とにかく英語習得を!は、陥りやすい罠です。とにかく日本語教育から徹底していきましょう。
詳しくはこちらhttps://kikokumama.com/帰国子女教育で一番大切なのは日本語力|親が正/
教育習慣③ 海外は大変だと最初から伝える
「海外は楽しいことばかり」と思わせるのは危険です。SNSに載っているキラキラ生活なんて、生活のほんの一部です。確かに新しい素敵な経験ができるけれども、実際には言葉も文化も違い、最初は大変なことの連続。
親が「海外は大変だけど、ママも一緒に頑張るから」と伝えておくことで、子どもは現実を受け入れやすくなります。
注射の前に「全然痛くないよ〜」と言ってしまうと、賢いお子さん程すぐに「あれは嘘だったんだ」と気付きますよね。不安を煽ってはいけませんが、楽観的すぎるのも注意が必要です。
詳しくはこちらhttps://kikokumama.com/帰国子女教育の落とし穴|「海外は大変」と伝え/
教育習慣④ 毎日必ず机に座らせる
海外の学校は宿題が少なく学習量もゆるいことが多いです。だからこそ「机に向かうこと」を生活習慣に。
勉強だけでなく、日記や読書でも構いません。大切なのは「顔を洗うように当たり前に机に向かう習慣」です。
少し大きなお子さんだと、日本に帰国した後のことを見据えて、現地校の勉強と日本用の勉強、二つ並行して勉強しないといけない時期があります。
漢字が全く書けない中学生じゃぁ、困りますよね?
そうです、日本にいる時より実はよっぽど忙しいし勉強時間が必要なんです。
帰国子女が努力無しで英語ペラペラ日本語も完璧、なんて、ハッキリ言って幻想です。
当然のように机に座り、一定時間集中して学習できる心を養っておくことが、とても大切になります。
詳しくはこちらhttps://kikokumama.com/帰国子女教育の基盤は学習習慣|毎日必ず机に座/
教育習慣⑤ 現地校の宿題は絶対にやりきらせる
「外国人だから全部できなくても仕方ない」というのはただの言い訳です。そんなの誰が決めました?
現地校に通う以上、出された宿題は最後までやらせる。それが当然です。
親が隣で伴走し、必要なら答えを教えても構いません。
お友達と同じように課題は提出する、そして評価を受けることが子どもの学習姿勢を鍛えます。
ここは結果は大事ではありません。決められた課題は当然やりきる、というプロセスを教え込みます。
詳しくはこちらhttps://kikokumama.com/帰国子女教育の鉄則|現地校の宿題は絶対にやり/
まとめ
海外で子育てをするのは想像以上に大変ですが、だからこそ教育習慣が子どもの自信を守ります。
私はスパルタ教育を自然に徹底しましたが、それがあったから長女は東大に入学し、次女も現在学びを楽しめています。
このブログは「子供のために頑張るママの味方」です。
もちろん頑張るのは子供たちです。でも、彼らの盾となり矛となり、成長を促してあげるために、ママも頑張る必要があるのです。
次回は具体的に使った教材(KUMONやZ会など)についてご紹介します。
 
  
  
  
  
コメント